至福の15分。世界の名将が部員数6人の高校ラグビー部に直指導!
2019年ラグビーW杯、準々決勝の地。エディー・ジョーンズが大分を訪問。〈後編〉
■世界の名将と大分との縁が生まれた
15分程度の短い練習時間でありながらも、前半に教えた基本が、後半での応用編でより実用的な意味を持つ。教師時代に培った、若い世代にものを教えるというプロセスは、ラグビーコーチとしても活かされているのだろう。練習の最後には、先ほどの教室での講義の最後に行っていたように、ラグビー部員たちに質問をして、今日学んだことを確認させる。
今回のジョーンズ氏の大分訪問企画の為に奔走したのは、大分県国東市出身の、正池有希子さん。ラグビーを通じた人の縁、から生まれた話しだ。「世界的なリーダーが国東市を訪れてくれて、本当に光栄に思います」、とこの企画の成功に笑顔を見せる。
ジョーンズ氏が次に大分にやってくるのは、来年のワールドカップの準々決勝。勿論、予選リーグを突破しなければならないが、大分に来る前の時点で敗退するつもりなど、微塵もない。
ラグビーの縁が生んだ、世界の名将と大分の繋がり。ジョーンズ氏率いるイングランド代表が大分での戦いを迎えるとき、地元の人たちは大きな声援を送るだろう。
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